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社会参加の広報事業

事業の概要

「支えられる側」だった人が、「支える側」として地域で活躍する──。

いきいき生活支援員の活躍に関する社会参加の広報事業は、障害のある人が“ならでは”の働きで介護や地域の支え合いに参加し、支える側として活躍する姿を、社会に伝える広報事業です。

事業の柱は下記の5つです。

検討委員会

検討委員会

調査研究
まとめ

調査研究の
まとめ

パンフレット作成

パンフレット
作成

啓発活動

事業協議会連合会等での啓発

フォーラム
開催

フォーラム
開催

事業経過

年度研修関係調査研究関係
2000年知的障害者ホームヘルパー養成研修・就労モデル事業を振興センターが県より委託を受けて実施
(研修課程は訪問介護に関する3級課程)
2002年知的障害者介護技能等習得事業に名称変更「介護サービス分野での知的障害者の就労~居場所と役割~」の調査
事務局:NPOワイワイあぼしクラブ
社会福祉・医療福祉事業団 高齢者・障害者福祉基金助成事業
2007年知的障害者の介護施設等における
就労支援のあり方研究
事務局:街かどケア滋賀ネット
2009年介護保険制度上で訪問介護に関する3級課程が廃止になることを受けて、研修課程を居宅介護従業者養成研修3級課程(いきいき生活支援員養成研修)に変更し、事業を実施
2010年障害者の働きを軸とした地域づくり
モデル事業
事務局:街かどケア滋賀ネット
県補助金100万円
2011年介護現場等での働き、その機会のインセンティブとなる資格認定制度のしくみづくりの調査研究
事務局:街かどケア滋賀ネット
ダイトロン福祉財団第10回障害者福祉助成
助成金100万円
しが地域支え合いづくり促進事業
事務局:街かどケア滋賀ネット
県補助金300万円
2012年訪問介護に関する3級課程の廃止介護現場等での働き、その機会のインセンティブとなる資格認定制度のしくみづくりの調査研究(しが地域支え合いづくり促進事業)
事務局:街かどケア滋賀ネット
県補助金130万3千円
2013年障害者の介護現場での就労促進研究事業
事務局:街かどケア滋賀ネット
県補助金292万5千円
2014年介護の場における知的障害者就労促進検討事業
事務局:街かどケア滋賀ネット
県委託金244万1千円
2015年いきいき生活支援員養成研修
滋賀県の制度として開始
「いきいき生活支援員」に多く見られる「“ならでは”の働き」の見える化に向けての調査
事務局:街かどケア滋賀ネット
ダイトロン福祉財団第14回障害者福祉助成金60万円
2016年「いきいき生活支援員」に多く見られる「“ならでは”の働き」の見える化に向けての調査
事務局:街かどケア滋賀ネット
ダイトロン福祉財団第15回障害者福祉助成金50万円
2017年「いきいき生活支援員」に多く見られる「“ならでは”の働き」の見える化に向けての調査
事務局:街かどケア滋賀ネット
ダイトロン福祉財団第16回障害者福祉助成金50万円
2018年準備準備
2019年いきいき生活支援員の活躍に関する社会参加の広報(※今年度事業)
事務局:街かどケア滋賀ネット
ダイトロン福祉財団第18回障害者福祉助成金90万円

事業趣旨

介護保険制度がスタートした2000 年、社団法人 滋賀県社会就労事業振興センター( 現在は特定非営利活動法人 滋賀県社会就労事業振興センター( 以下、振興センター)では「知的障害者ホームヘルパ養成研修・ では「知的障害者ホームヘルパ養成研修・  就労モデル事業(現 知的障害者介護技能等習得事業)」を滋賀県より委託を受けて開始しました。

この事業は、知的障害のある人が、必要な知識、技術を習得し、介護現場で就労することにより、福祉サービスの「受け手」から「担い手」となり、地域の中で『普通』に暮らしていく得るだけの所得を得ていくことを目的とした事業でした。

それまでは、福祉サービスの受け手としてしか位置づけされていなかった障害のある人が、介護の担い手として働くことは考えられていなかったことですが、この事業をきっかけに障害のある人の介護現場での就労は少しずつ広がっていきました。また、滋賀県からの発信となり、介護現場での障害のある日が就労するという取り組みは、他県にも拡がっていきました。

そして、十数年の取り組みの中で、『知的障害のある人たちは、飾らず自然体でお年寄りと接するので、お年寄りの気持ちに寄り添うことが出来る』と多くの雇用事業所から評価を受けるようになりました。実際、障害のないスタッフの名前を覚えることはなくても、障害のあるスタッフの名前は覚えて呼んでおられるといった例が多く上げられました。

お互いの関係を認め合い、お互いの安心できる居場所を自然に作り出せる、このような「相互関係」を構築できるのは、知的障害のある人それぞれに効率性や生産性だけではない計り知れない能力があるからであり、それを「”ならでは”の働き」と呼ぶようになりました。しかし、全ての人に介護現場での働きが合うというわけではなく、雇用して良いこともあり、悪いこともありと言うのが正直なところです。

街かどケア滋賀ネットでは、「”ならでは”の働き」について継続的に「見える化」事業(調査研究・事例収集・パンフレット作成など)に取り組んできました。

2019年度は、前年までの取り組みをまとめ直すとともに、「”ならでは”の働き」をする「いきいき生活支援員(※)」の雇用を予定している事業者や、障害のある人や家族、その関係団体や行政機関、一般の地域住民の方に対して「いきいき生活支援員」の仕組みや効果、重要性を伝える事業に取り組んでいます。

※滋賀県「介護等の場における知的障害者就労促進事業(いきいき生活支援員)」については、こちらをご覧ください。

助成金・補助金など

○2019年度 公益法人ダイトロン福祉財団 第18回障害者福祉事業助成金(第2号)

担当役員・事務局

○担当役員:城理事・木村理事   
○担当事務局:石部事務所(野村担当)